2024年5月途中にTeslaFiのログ取得を始めてから、ついに1年が経過しました。これまで毎月記録してきた走行データや消費電力を振り返ることで、テスラ モデル3の電費がどのように変化してきたのか、季節による傾向や使用環境の影響を詳しく見ていきます。
⚡ はじめに、電費の目安と評価基準
本ブログではTesalaFIに表示されるバッテリー総容量と車両に表示される航続可能距離から計算される電費を基準とします。
・バッテリー総容量:60kWh(日によって若干変動しますが、キリの良い数値にします)
・航続可能距離:新車購入時の航続可能距離437kmを基準とします。
▪️基準電費:60kWh➗437km=137Wh/km(7.3km/kWh)
本ブログではこの電費を基準とし、今月の電費がどの程度効率的だったのかを評価していきます。
✅ ’25年6月の電費
それでは、まずは今月の電費結果を見てみましょう。TeslaFiから取得したデータによると…

今月の電費:128Wh/kmと前述の基準電費137Wh/kmより良い結果でした!(この電費は走行中のバッテリー消費を基にした電費で停車中のバッテリー消費は含んでいません)
今月の走行距離:983km
単純計算:60kWh➗128Wh=469km走れる計算となります!
💰’25年6月の充電費用
次に充電費用をテスラアプリから確認してみます。

充電費用:5,059円 でした!(内1,424円がスーパーチャージャーによる充電)
983km走って5,059円をガソリン車に換算すると、リーター165円だと仮定した場合、燃費は32km/Lです!これを安いと見るか高いと見るかは、あなた次第!!
6月のTeslaFiデータまとめと年間の電費傾向
TeslaFiから取得したデータが先月に対してどうなっているか確認してみます。

- 平均気温:先月(5月)より上昇
- 電費:先月(5月)より改善
次に1年前と比較してみます!
- 平均気温:昨年6月より上昇
- 電費:昨年6月より悪化
やっぱり体感通り、昨年の夏より暑かったですね〜。気温と電費は密接な関係がありそう!という事で両者の関係を散布図で表示してみます。これは過去1年間、私のテスラモデル3で記録した気温と電費の関係です。グラフの下に行くほど電費が良い事を表しています。

オレンジが今年、緑が昨年です。昨年に対して電費が落ちたのは気温上昇の影響が含まれていそうですね!
ちなみに、TeslaFiの機能にも気温と効率に関する統計を表示する機能があります。
線グラフが電費の効率で数値が高いほど電費が良い事を表しています。散布図と同様の20~25℃の温度帯の効率が最も良さそうですね。
某グラフは、各温度帯の走行距離です。24年5月からTeslaFiの集計を開始しておりちょうど1年間を経過しているので、モデル3としての傾向を表していると言えそうです。

📝 まとめ|季節変動と運転スタイルが電費に与える影響とは?
2025年6月は、平均気温の上昇にも関わらず、128Wh/kmという基準電費を上回る好成績となりました。1年間のデータを振り返ると、電費は気温20〜25℃のゾーンで最も良くなる傾向があり、外気温とバッテリー効率には密接な関係があることが再確認できました。
また、同じモデル3でも、運転スタイルや走行環境(市街地・高速・山道など)によって電費は大きく変動します。TeslaFiのようなツールを使ってログを蓄積・分析することで、自分の運転傾向や最適な走行条件が見えてくるのは、テスラならではの楽しさでもあります。
来月以降も引き続き、TeslaFiデータをもとにした実用的なレポートをお届けしていきます。ぜひ引き続きチェックしてみてください!
ここまで読み進めて頂きありがとうございました。他にも毎月の走行電費を記事にしています。良かったらご覧になってください。
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