【テスラ モデル3】電費まとめ|2024年5月〜2025年12月、TeslaFiの実データ約2年分で見る季節ごとの変化

テスラ モデル3ハイランド(RWD)を2024年2月に納車してから、TeslaFiで電費を記録してきました。この記事では、2024年5月から2025年12月までの約2年分(20か月)の電費・走行距離・充電費用をまとめ、季節や年によって電費がどう変わったかを振り返ります。前半は納車1年目(2024年5月〜2025年1月)、後半は2025年の1年間です。

先に結論

  • 2025年の1年間は14,076km走り、走行電費の年平均は134Wh/kmでした
  • 電費を最も左右したのは気温です。2025年は、冬の3か月(12〜2月)が142〜154Wh/kmに悪化し、それ以外の9か月は126〜137Wh/kmに収まりました
  • 充電はほぼ自宅の200Vです。2025年のスーパーチャージャー利用は6回だけでした

1年目(2024年5月〜2025年1月)の電費データ

月走行距離(km)走行電費(Wh/km)充電費用(円)その月の使い方
2024年5月581126約2,078(試算)在宅勤務が多く走行少なめ
6月920123-通勤+高速で往復200km
7月1,4001393,000未満週末に高速で遠出が多い
8月1,0371496,413通勤+週末のサッカー送迎
9月1,8631297,060高速を使った遠出が多い
10月1,1961223,621通勤+週末の外出
11月1,695約1264,514高速で県外移動が複数回
12月7171513,446片道16kmの通勤がほとんど
2025年1月1,1071503,961通勤+お正月の帰省

※走行電費は、走行中の電費です(停車中の消費は含みません)。11月は記事に「10月比3%悪化」と記録しており、その値から計算した概算です。
※5月の充電費用は、充電に使った電力量142.63kWhに、九州電力「電化でナイト・セレクト21」の夜間単価14.57円/kWh(2026年11月時点。燃料費調整額・再エネ賦課金は含まず)を掛けた試算値です。6月は記録がなく、7月は「3,000円未満」とだけ記録していました。

9か月の合計走行距離は約10,500km、走行電費の単純平均は約135Wh/kmでした。

1年目の季節ごとの変化

まず、月ごとの平均気温と電費の推移です。最新のデータでも、気温が下がる冬に電費が悪くなる傾向がはっきり出ています。

月ごとの平均気温と電費の推移(2025年12月時点までのデータ、TeslaFi)
月ごとの平均気温と電費の推移(2025年12月時点までのデータ、TeslaFi)

春(5〜6月):冷暖房がほぼ不要で電費が良い

5月は126Wh/km、6月は123Wh/km。気温が20〜25℃前後で、冷房も暖房もほとんど使わない季節です。6月は高速道路で往復200kmの移動がありましたが、100km/h以下での走行が中心だったため、大きな悪化はありませんでした。

ただし6月は、走行以外の消費が5月より増えています。気温が上がり、駐車中に車内温度を下げる「オーバーヒートプロテクション」の消費が増えたためと考えています。

夏(7〜8月):高速走行と冷房で悪化

7月は139Wh/km。週末の遠出が多く、TeslaFiで速度域別に見ると、電費の悪い90〜95km/hでの走行距離が多くなっていました。

2024年7月の速度域別の走行距離と電費(TeslaFi)
2024年7月の速度域別の走行距離と電費(TeslaFi)

8月は149Wh/kmまで悪化し、春の122〜126Wh/kmと比べて約2割悪くなりました。気温と電費の関係を見ると、30℃を超えたあたりから電費が悪化しています。「電気自動車は冬に電費が落ちる」とよく言われますが、夏も落ちることがわかりました。8月はエアコン保持機能を多く使ったことも、消費が増えた一因です。

秋(9〜11月):最も電費の良い季節

9月は129Wh/km。高速道路を使った遠出が多く、走行距離は9か月で最長の1,863kmでした。10月は122Wh/kmで、9か月の中で最も良い数字です。平均気温が20℃前後で、エアコンをほぼ使わずに済みました。

外気温と電費の関係(2025年12月時点までのデータ、TeslaFi)
外気温と電費の関係(2025年12月時点までのデータ、TeslaFi)

2025年12月までのデータで見ると、最も電費が良いのは20℃付近で、そこから暑くなっても寒くなっても電費は悪化します。10月の好電費は、気温がちょうどこの範囲に入っていたためです。

11月は気温が下がり始め、10月より3%悪化しました。それでも昼間に日差しがあれば、弱めの暖房で十分なレベルです。県外への移動が複数回あり1,695km走りましたが、充電はすべて自宅の200Vで、充電費用は4,514円でした。

冬(12〜1月):暖房で最も悪化

12月は151Wh/kmで、記録を始めてから最も悪い数字でした。月の平均気温も7.3℃と、記録を始めてから最も低く、フロントガラスが凍る朝もしばしばありました。151Wh/kmから逆算した航続可能距離は392kmです。

1月は150Wh/kmで、12月よりさらに寒かったものの、電費はわずかに良くなりました。12月は片道16kmの通勤がほとんどで、1月はお正月の帰省での移動も含まれます。12月は15回の充電をすべて自宅の200Vで行い、充電費用は3,446円でした。

2025年の1年間(1〜12月)の電費データ

2025年は、TeslaFiの月別の集計値をそのまま使っています。

月走行距離(km)走行電費(Wh/km)平均気温(℃)充電費用(円)
1月1,1071505.65,232
2月5581545.84,205
3月85812713.44,384
4月1,11313117.54,474
5月1,78513021.26,560
6月98312827.34,250
7月1,63713730.05,611
8月1,07113129.35,539
9月1,10612628.24,643
10月1,32313023.64,924
11月1,62912916.14,923
12月90514210.24,517
年間14,07613419.159,262

※充電費用はTeslaFiの記録値です(TeslaFiに設定した電気料金単価で計算)。月ごとの電費レポートに書いた金額とは、計算方法の違いで差がある月があります。

2025年の季節ごとの変化

冬(1〜2月、12月):年間で最も悪化

1月は150Wh/km、2月は154Wh/kmで、2月が1年で最も悪い月でした。平均気温はどちらも6℃を下回っています。12月は142Wh/kmで、平均気温は10.2℃でした。

春(3〜5月):電費が回復

平均気温が13℃を超えた3月から電費が回復し、3〜5月は127〜131Wh/kmでした。5月は1,785kmと、1年で最も多く走った月です。

夏(6〜9月):大きな悪化はなし

平均気温が27〜30℃の暑い時期でも、走行電費は126〜137Wh/kmに収まりました。最も悪かったのは7月の137Wh/kmで、9月の126Wh/kmは1年で最も良い数字です。

秋(10〜11月):安定

10月は130Wh/km、11月は129Wh/km。11月は1,629kmと多く走りましたが、電費は安定していました。

まとめると、2025年は平均気温が10℃前後を下回る冬の3か月だけ電費が大きく悪化し、それ以外の9か月はほぼ同じ水準でした。

2024年と2025年を比べると

同じ月の走行電費を比べてみます。

月2024年(Wh/km)2025年(Wh/km)
5月126130
6月123128
7月139137
8月149131
9月129126
10月122130
11月約126129
12月151142
  • 8月は大きく改善しました(149→131Wh/km)。2025年8月の詳しい分析は、8月の電費レポートにまとめています
  • 12月も改善しました(151→142Wh/km)。2024年12月の平均気温は7.3℃、2025年12月は10.2℃で、2025年の方が暖かい月でした
  • 春と秋(5・6・10月)は、2025年の方が少し悪い数字でした

走行以外にも電気を使っている

TeslaFiでは、走行中の消費とは別に、充電した電力の総量も確認できます。比べてみると、走行以外の消費が意外に大きいことがわかりました。

月充電した電力の総量走行に使った電力走行以外の消費
2024年5月142.63kWh約73kWh約70kWh
2024年6月202.82kWh約113kWh約90kWh
2025年1月--約93kWh

走行以外の消費には、セントリーモード、夏のオーバーヒートプロテクションやエアコン保持、冬の暖房や予熱、充電時のロスなどが含まれます。停車中も含めた「実用電費」は、9月が185Wh/km、10月が213Wh/kmでした。走行距離が多い月ほど、停車中の消費の割合が小さくなるため、実用電費は良くなります。

2024年5月〜2026年10月の30か月分のデータで、走行以外の消費を月ごと・気温ごとに詳しく計算した記事もあります。走らなくても電気は減る?30か月分のTeslaFiデータで「走行以外の電力」を計算してみた

速度による違い

7月や11月のように高速道路での移動が多い月は、電費が落ちる要因になりました。速度が上がるほど空気抵抗が増えるためです。私の経験上の目安は次のとおりです。

  • 60km/h:約100〜110Wh/km
  • 100km/h:約140〜160Wh/km
  • 120km/h:約170〜200Wh/km

充電費用はどのくらいだったか

乗り始めの3か月半は、オドメーター2,967kmの時点で満充電したのを機に、それまでの充電量と費用を計算しました。総充電量は641kWh、充電費用は10,795円で、1kmあたり約3.6円です。ガソリン単価155円/Lで換算すると約69.6L分、燃費にすると42.6km/L相当でした。この時期は充電の97%が自宅充電でした。

テスラアプリのスクショ

1年目のうち、充電費用の記録がそろっている2024年8月〜2025年1月の6か月では、約7,600km走って充電費用は約29,000円でした。1kmあたり約3.8円です。燃費15km/L、ガソリン170円/Lのガソリン車なら1kmあたり約11.3円なので、約3分の1に収まった計算です。

2025年の1年間は、TeslaFiの記録で14,076km走って充電費用は約59,000円、1kmあたり約4.2円でした。同じ条件のガソリン車(1kmあたり約11.3円)の約4割です。充電は自宅の200Vが160回で、スーパーチャージャーは6回、外出先の普通充電は4回だけでした。

約2年走ってわかったこと

  • 電費を最も左右したのは気温です。平均気温が10℃前後を下回る冬は、どちらの年も140〜150Wh/km台まで悪化しました
  • 夏の悪化は年によって違いました。8月は2024年の149Wh/kmから、2025年は131Wh/kmに改善しています
  • 速度も効きます。高速道路での遠出が多い月は電費が落ちました
  • 走行以外の消費も無視できません。停車中の冷暖房や待機電力、充電ロスなどで、月に70〜90kWh程度を使っていました(2024年の記録)
  • それでも、月1,000km前後の使い方なら、冬でも自宅の200V充電だけで足りました。2025年のスーパーチャージャー利用は6回だけです

2025年2月以降の電費は、電費レポートで月ごとに公開しています。

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