普段なら充電なしで往復できる距離なのに、帰りの途中でバッテリーが足りなくなり、外出先で充電することになりました。2026年8月3日、外気温が44℃を超えた真夏日のことです。この日は通院の送迎で、子どもも一緒に乗っていました。TeslaFiに残っていたデータで、何が起きていたのかを振り返ります。
先に結論
- この日は約250km走り、走行の電費は188Wh/km。普段(年平均134Wh/km)より約4割悪い数字でした
- 走行に約47kWh、停車中に約10kWhを使い、満充電で出発しましたが足りませんでした
- 原因は、外気温39〜44.5℃の猛暑、高速道路の速度、停車中のエアコンの3つが重なったことです
- 途中、みやま市でエネチェンジの普通充電器を使い、53分で約32km分を充電して帰宅しました
この日の流れ
自宅を満充電(100%)で出発し、通院の送迎で佐賀県内の鳥栖市・佐賀市・神埼市を回って帰る予定でした。
| 時刻 | 区間 | 走行距離 | 累計距離 | 走行電費 | 外気温 | 残量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:09〜12:05 | 自宅 → 鳥栖市(高速) | 86km | 86km | 175Wh/km | 39.6℃ | 99% → 72% |
| 13:14〜14:02 | 鳥栖市 → 佐賀市 | 36km | 125km | 269Wh/km | 41.6℃ | 66% → 49% |
| 14:05〜15:57 | 佐賀市で停車(約2時間) | - | 125km | - | 43.5〜44.5℃ | 49% → 36% |
| 15:57〜16:51 | 佐賀市 → 神埼市 → 鳥栖市 | 29km | 154km | 163〜298Wh/km | 39〜42℃ | 35% → 24% |
| 16:55〜17:46 | 鳥栖市 → みやま市 | 36km | 190km | 156Wh/km | 39.6℃ | 23% → 13% |
| 17:51〜18:45 | みやま市で充電(エネチェンジ) | - | 190km | - | 39.5℃ | 13% → 21% |
| 18:46〜19:39 | みやま市 → 自宅(高速) | 60km | 250km | 148Wh/km | 36℃ | 21% → 5% |
※短い移動や停車は省略しています。累計距離は、出発時からのオドメーターの差で、省略した短い移動も含みます。
鳥栖市から移動を続けるうちに残量が減り、ナビで確認すると、自宅まで充電が足りない表示になっていました。電費を意識して走れば、数%残して帰れそうではありました。それでも子どもを乗せているので、無理はできません。夕飯をとるついでに、みやま市で充電することにしました。充電を始めたときの残量は13%、帰宅したときは5%でした。
普段との比較
同じ約250kmを、普段の電費(2025年の年平均134Wh/km)で走れば、必要な電力は約34kWhです。モデル3 RWDのバッテリーなら、十分に往復できます。
| 項目 | 普段の電費なら | この日 |
|---|---|---|
| 走行の電費 | 134Wh/km | 188Wh/km |
| 走行に使った電力 | 約34kWh | 約47kWh |
| 停車中に使った電力 | - | 約10kWh |
| 合計 | 約34kWh | 約57kWh(満充電を超える量) |
走行だけで普段より約13kWh多く、さらに停車中に約10kWhを使ったことで、満充電でも足りない計算になりました。
電費が悪くなった3つの理由
1. 外気温39〜44.5℃の猛暑
この日の外気温は、出発時点で39.6℃、佐賀市では最高44.5℃に達しました。車内を快適に保つため、エアコンは走行中ずっとフル稼働です。出発前も、炎天下の駐車で車内は49℃まで上がっており、15分ほどエアコンで24℃まで冷やしてから出発しました。
2. 高速道路の速度
行きの高速道路は平均92km/h、最高127km/hでした。この区間の電費は175Wh/km。帰りの高速道路(平均86km/h)は148Wh/kmでした。帰りは夕方で外気温も36℃まで下がっていたので、すべてが速度の影響ではありませんが、速度を上げるほど空気抵抗が増えて電費は悪くなります。
3. 停車中のエアコン
佐賀市での約2時間の停車のうち、約1時間半は車内でNetflixを見ながら待っていました。エアコンを強めにかけていても、日差しで車内が暑く感じるほどでした。外気温44℃の中でエアコンが動き続けたため、走っていないのに約7kWh(残量で約13%)を使っています。この日の停車中の消費は合計約10kWhで、そのうち7割がこの2時間でした。
また、街中の短い移動では、エアコンの消費が距離に対して大きくなるため、電費は269〜551Wh/kmまで悪化していました。
途中の充電:エネチェンジの普通充電器
充電したのは、みやま市総合市民センター「MIYAMAX」にあるエネチェンジの普通充電器(6kW)です。充電の待ち時間に、近くの「喜よし食堂」で夕飯を食べて休憩しました。
- 場所:みやま市総合市民センター MIYAMAX。広い駐車場の奥にあります
- 利用時間:24時間使えます
- 注意:市民センターが閉まっている時間は、トイレが使えません
- 近くの食事処:喜よし食堂。充電場所から川をはさんだ対岸にあり、充電器から見える距離です


200V・約30Aで53分間充電し、バッテリーに入ったのは4.44kWh、航続距離にして約32km分でした。普通充電なので急速充電のようには入りませんが、自宅まで帰るには十分な量でした。
エネチェンジの普通充電器を使ったときの詳しい手順は、ルートイン×エネチェンジ普通充電器の体験レポートでも紹介しています。
この日から学んだこと
- 猛暑日は、普段の航続距離をあてにしない。この日は普段の約6割の距離しか走れない計算でした
- 停車中のエアコンは意外に電気を使う。猛暑の中で2時間つけたままにすると、残量が約13%減りました
- 高速道路では速度を控えめに。速度が上がるほど空気抵抗が増え、電費が悪くなります
- 子どもを乗せているときは、余裕を持って充電する。数%残して帰れる見込みでも、無理をしない判断が大事だと感じました
- ルート上の充電スポットを事前に確認しておく。今回はエネチェンジの普通充電器が近くにあったおかげで、安心して帰れました。食事や休憩の時間と合わせれば、普通充電でも待ち時間は気になりません
2026年8月は、月の電費も164Wh/kmと、記録を始めてから最も悪い月でした。季節ごとの電費の変化は、電費まとめでも紹介しています。

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