電気自動車の要であるリチウムイオンバッテリー。近年性能が向上しているとはいえその耐久性は有限だと思います。まだ、たったの1万キロではありますが、どの程度劣化しているか確認してみたいと思います。
何を確認するか?
本ブログでは満充電状態からの航続可能距離の減少を、バッテリー劣化と呼ぶことにします。
TeslaFiのBattery Degradation Reportの数値で判断します。
TeslaFiを確認!!
下図は、TeslaFiで出力したグラフです。横軸が総走行距離、縦軸が満充電からの航続距離です。
10,150km走行時点の航続距離は428.14kmでした!
納車時の後続距離は437km でしたので、2.0%劣化(航続距離が9km減少)したことになります。
日々乗車している体感では、まったく影響を感じていません。
このグラフは青色の線が私のモデル3。緑線が同じ車種でTeslaFiに登録している人の航続距離です。劣化傾向は他車と比べて概ね同じですね。TeslaFiはこのように他の人と比べて自分の位置付けどうなのか確認出来るので面白いですね!!
ちなみにグラフの走行距離の開始が0kmではない理由は、TeslaFiの導入が納車から3ヶ月後だったためです。まだ納車前でTesaFiに興味がある方は、納車に合わせてTeslaFiを導入することをお勧めします。ログが途中からしか無い状態に悶々としてしまいます(笑)
16万キロ時点の劣化を予測してみる!
TeslaFiからダウンロードしたデータを基に線形近似線を引いて予測してみます。なぜ16万キロ時点を予測するかというと、テスラのバッテリー保証距離が16万キロだからです。8年または16万キロまでにバッテリー容量70%を下回った場合は保証対応となるそうです。公式HPより
R二乗が0.62ということで、お世辞にも良く相関が取れているとは言えませんが、計算してみます!!
16万キロ時点の航続距離は278km!で36%劣化(容量64%)となります。
このままだと保証対象になる??!(笑)というのは冗談で、劣化速度はこの後は横ばいになっていくのだろう思います。
いつも何%まで充電しているか?
RWDに搭載されているLFPバッテリーは充電による劣化に強いと言われていますが、特性上100%付近の充電に負荷が掛かる事は変わりなく、満充電を避けることに越したことはないです。(と、リチウムイオン電池に詳しい同僚が言っていました!)
従って普段の充電は、80〜85%前後まで充電とする事が多いです。実際の運用は、それほど細かく気を使っているわけではなく、40%(航続距離160km)を下回ったら自宅充電を行うルーティーンとしています。深夜電力のみを使うと一晩で45%ほどの充電となるので、結果的に前述した容量で充電終了となります。
どれくらいの頻度で何%まで充電したか?を、TeslaFiのデータを基にヒストグラムでまとめてみました!!充電回数は延べ84回です。(2,331km〜10,150km)
意外に95〜100%が多かったですね(笑)あまり神経質になっても仕方がないので、こんなもんでしょう!
まとめ
1万キロ走行時点のバッテリー劣化は2%だが、その劣化量は全く気にならないレベルでした!!
以上、1万キロ走行時点のバッテリーレポートでした。今後も定期的に記録を残していきたいと思います!!
ここまで読み進めていただきありがとうございました!
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