オートパイロット(AP)走行中に前の車が停車し、自車も一時停車した後の再発進時に急加速する問題を経験したことはありますか?筆者も高速道路や渋滞中に何度かヒヤリとした経験があります。本記事では原因の考察と、設定で緩和する方法を解説します。
急加速が起きるシチュエーション
この問題が起きやすいのは以下の状況です。
- 高速道路の渋滞中でAPが前車追従中に一時停車→再発進する場面
- 前の車が急ブレーキで止まり、AP側も停車した後に前車が動き出した瞬間
- 停車時間が数秒以内と短いケースに特に起きやすい
完全停車後に前車が動き出すと、APは「ギャップを詰める」ように判断して比較的強めのトルクをかけることがあります。これがいわゆる「急加速感」の原因と考えられます。
原因の考察
テスラ公式からの詳細なアルゴリズム説明はありませんが、筆者の経験と海外フォーラムの情報から以下のように推測しています。
- 停車→発進時のアクセル制御ロジックが通常走行時より積極的な加速を選ぶ場合がある
- フォロー距離設定が短いと、前車との差を素早く詰めようとして加速が強くなる
- ソフトウェアバージョンによって挙動が変わることがあり、アップデートで改善されたケースも報告されている
設定で急加速感を緩和する方法
完全に防ぐことは難しいですが、以下の設定変更で体感的に改善できます。
① 加速モードを「Chill」に変更
「設定」→「ペダルとステアリング」→「加速」で「Chill」を選択します。全体的な加速が穏やかになり、AP再発進時の急加速感も軽減されます。日常の街乗りやロングドライブ時におすすめの設定です。
② APフォロー距離を最大(7)に設定
オートパイロット中にステアリングの右レバーを手前に引くと、フォロー距離を1〜7で調整できます。距離7(最大)にすることで、前車との車間が広がり再発進時のギャップを詰める動作が穏やかになります。
③ 前車が動き出す直前にアクセルを少し踏む
これは再加速時の車両状態と完全停止から徐行状態にする操作です。こうする事で、驚くほど滑らかな加速になります。一手間かかりますが、やってみる価値ありです。
体験報告と改善の経緯
筆者がこの問題を最初に経験したのは通勤の渋滞中でした。その後のソフトウェアアップデート(2024年以降)では挙動がさらに滑らかになったと感じていますが、以前として急加速が残ります。私は加速モードは通常、車間距離は4で設定し、③のアクセルを踏む操作で対応する場合が多いです。
まとめ
APの再発進急加速は完全には制御できませんが、前述の①から③を行う事で緩和できます。ソフトウェアアップデートでも改善が進んでいるので、常に最新バージョンを維持しておくことも重要です。気になっていた方はぜひ試してみてください。


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